蠍は留守です記

蠍の不在を疑わずに眠る暮らしの記録

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2017年に行った海外のコーヒーショップ、個人的総まとめ

このエントリーは親愛なる谷バリスタ主宰の Coffee Advent Calendar 2017 9日目の記事です。

海外に行くと、ついその街のコーヒーショップを探検してみたくなる。今年もそこそこの数のお店に行ったような気がするので、改めて振り返ってみる。お茶屋さんはもちろん、自分がお茶しか飲まなかったカフェもノーカウント、純粋にコーヒーを楽しんだお店だけを拾った。何度か行っているお店もあるけど、重複カウントもなしで。

2017年に行った海外のコーヒーショップ:行った順

(ちゃちゃっと書く気だったのに、軽い気持ちでリストアップをはじめたら、自分で思っていた以上にたくさんあったよ…。)

特に気に入ったお店

ここは嫌だった! というお店は存在すらなかったことになって、上記のリストに挙がっていないはず。だから、どのお店でも美味しくいただいたはず。その中でも特にお気に入りのお店を3つだけピックアップしてみる。

Brew Bros Coffee

香港・上環は今おもしろいコーヒーショップがたくさんあるのだけれど、雰囲気・味・居心地などの総合的な好みがマッチしたお店がここ。同じ香港内の有名度でいえば The Coffee Academics のほうが上なのでしょーけどもー、個人的な嗜好なのであしからず。

デキャンタに入ったコーヒー

シングルオリジンの豆の産地のおじさんカードをくれるんだけど、なんかいちいちかっこよくできてて、それもまた好感度が高い。

産地のおじさんカード

Fika Fika Cafe

台北でいちばんイケてるバリスタはこのお店のお姉さんなんじゃないかな、と勝手に思っている。たぶん本当にそうだと思うし。

カウンターの感じ

台湾は豆の生産地でもあるのに、原産豆を扱っているお店の店員さんの技術が足りてないって思うことが多いのね。でもここはいつも安定したコーヒーをしっかり淹れてくれる。好き。アイスにしたものを添えて味を見せてくれるのもうれしい。

味見用のアイスコーヒーとドリップコーヒーのセット

Zero Point Coffee Shop

エスプレッソ文化のスペインにサードウェーブが来てること自体、行ってみてはじめて知った。サードウェーブ系はどこもそれなりにパリッと美味しくて感動。でもこのお店のフレンドリーさがすごくうれしかったので、ピックアップした。

フレンドリーなお兄さんが淹れてくれる

ピカソのゲルニカがあるソフィア王妃芸術センターのほど近くにあるので、観光の際はぜひ足を伸ばしてみてほしいな。

コーヒーカップに陽が当たっている

コーヒーは「いつも側にある息抜き」

コーヒーを巡るライフタイムラインを振り返ってみたが、私は趣味が「お茶」なので(2015年のアドベントカレンダー「お茶とわたし」参照)、やはりコーヒーショップよりお茶屋さんでの記録のほうが多いんだなぁという気づきがあった。お茶屋さんに行く合間を縫ってコーヒーショップに行くような感覚。

あと、オンライン上でチェックインしなかったお店とか、オンラインマップ上に登録されていないお店は、店名をきれいに忘れてしまうんだなぁ。実はスペインの前にパリでも散々カフェに行っているのに、ほとんど記録が残ってない&検索しても出てこない。残念ながらリストに載ることが叶わなかった。

それでも、それぞれのお店でどんな気持ちでコーヒーを飲んだかは、わりと覚えている。趣味が「お茶」ならライフワークは「旅」だし(2016年のアドベントカレンダー「旅とわたし」参照)、コーヒーはきっと「いつも側にある息抜き」なのかもしれないな。そんなにこだわっていないけれど、ものすごくこだわってる、みたいな。

不思議なことに、はじめてのお店に行くたび、開拓するよろこびとほんのすこしのさびしさを同時に感じる。だんだん「はじめて」のお店は減って行くのだろうなと思うと、もう二度と戻ることができない道を来たような、そんな気持ちになるのだ。人間って複雑。

だって生きるって果てしないからね。だからこそ人類にはコーヒーが要る。いつまでもおいしくコーヒーが飲める世界でありますように。

このエントリーは親愛なる谷バリスタ主宰の Coffee Advent Calendar 2017 9日目の記事でした。

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